No.54 Daniel Moine Hudelot 1er Cru Le Amoureuses 1993

(ダニエル・モワンヌ・ユドロ プルミエ・クリュ レ・アムルーズ 1993)

 

Information (情報)

Winemaker (作り手) : Domaine Daniel Moine Hudelot (ドメーヌ・ダニエル・モワンヌ・ユドロ)

Nation, Area (国、地域) : France Bourgogne (フランス・ブルゴーニュ)

Kind of Grape (葡萄品種) : Pinot Noir 100% (ピノ・ノワール100%)

w.aoki’s Rating (w.aokiのレーティング) : 9.5 (SS)

General Retail Price (標準的な販売価格) : 15,000 yen ~ 20,000 yen

Purchased Price (購入価格) : 17,640 yen

Purchased Shop (購入店) : Wine Shop (ワインとお宿 千歳)

Purchased Date (購入日) : 2013/9/21

Drinked Month (飲んだ月) : 2013/9

 

Comments (コメント)

ダニエル・モワンヌ・ユドロ氏と言えば、シャンボール・ミュジニー村の村長を務めたこともある生産者として知られ、ボンヌ・マールの傑出した生産者でもありますが、こちらも決して忘れてはいけない銘柄、レ・アムルーズです。
シャンボール・ミュジニーのグランクリュと言えば、北のボンヌ・マールと南のミュジニーが双璧ですが、そのミュジニーのメイン通りを隔てて反対側に位置するのがこのレ・アムルーズ。(レ・ザムルーズと呼称することもあります)
このレ・アムルーズは、グラン・クリュに肩を並べる程の偉大な畑で、ブルゴーニュ好きの中にはグランクリュよりも評価が高いと言う人も居ます。
正直なところ今回のレ・アムルーズを飲んで、僕もその考えに同調せざるを得ないと感じました。

グラスに注いだその液体は、バーガンディのベルベッドを思わせる深い色合いをしています。
深いそのガーネットの色調には、柔らかさをも感じる美しさも見て取れ、極めて魅力的な液面です。

アロマは、優雅な薔薇と若干スパイスのきいたカーネーションに似た香りが混ざり合い、そこに仄かにオーク樽のブーケが漂います。
畑名のアムルーズは恋人達を意味し、それはまるで恋人達の暗号に使われたグラジオラスを思わせるような甘い香りとも例えられるでしょうか。

一口含むと、その高い次元で融合した要素のバランスに驚愕します。
舌触りは絹と言うよりは、寒い日に上質なローズカシミヤのマフラーに包まれるような柔らかさや優しさが有り、舌の上を遊ぶ細かく繊細な酸、まろやかながらも充実した渋みをもたらすタンニン、それらを支える細身でしなやかながらも芯のある骨格を感じます。
余韻は心地良く、そして長く、味わい深いです。

これ程甘く、優しく、どことなく切なさを感じるワインは中々見付からないと思います。
これは本当に凄い。
素晴らしい。
このワインを口にした貴方も、きっとあの頃を思い起こすことでしょう、なんて気の利いたセリフすら言いたくなってしまいます。(笑)

間違い無く、至高のワインの1本と言えるでしょう。

  

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