(ボデガス・ヴァルサクロ セルナ・インペリアル リセルバ 2001)

Information (情報)
Winemaker (作り手) : Bodegas Valsacro (ボデガス・ヴァルサクロ)
Nation, Area (国、地域) : Spain La Rioja (スペイン リオハ)
Kind of Grape (葡萄品種) : Tempranillo 70%,Mazuelo 20%,Garnacha 10% (テンプラニーリョ70%、マスエロ20%、ガルナッチャ10%)
w.aoki’s Rating (w.aokiのレーティング) : 7.5 (B+)
General Retail Price (標準的な販売価格) : 3,000 yen ~ 4,000 yen
Purchased Price (購入価格) : 1,980 yen
Purchased Shop (購入店) : Wine Shop (ワインショップ ソムリエ)
Purchased Date (購入日) : 2013/10/18
Drinked Month (飲んだ月) : 2013/11
Comments (コメント)
スペインのワインと言えば、安くて美味しいコストパフォーマンスが高いワインが多いということで、ワイン好きの間ではよく知らていますが、そのスペインの中でも2つある最高格付けの醸造地のうちの1として知られるリオハで、150年以上の歴史を持つ醸造所が、このボデガス・ヴァルサクロです。
このワイナリーで造られるセルナ・インペリアルというキュヴェには4種類の格付けを有し、最も上のグラン・リセルバに次ぐワインがこのリセルバになります。
液面は赤とも紫とも寄らず、ほぼ中間の赤紫色と言ったところです。
カベルネ・ソーヴィニヨンを彷彿とさせるダークルビーの色調に、煉瓦の赤茶色を少し混ぜたようなイメージでしょうか。
比較的強めの樽のブーケとともに、非常に強いスミレのような甘い花の芳香が漂う魅力的なアロマは、湿度の高い森のような雰囲気が混じっています。
動物の毛皮にも似たニュアンスもあり、野性的な要素も少し感じられます。
アタックはややスパイシーで、刺激が舌にしっかりと伝わると同時に、果実本来の甘みも押し寄せるような感覚を覚えます。
2口目では酸味がやや前面に出てきましたが突出しているという程ではなく、熟成されて角が穏やかになったタンニンとバランス良く共演している印象です。
テンプラニーリョらしい口当たりの優しさも健在で、果実の甘みもそれらの要素と上手く調和を取り合いながら広がって行きます。
デキャンタージュして暫く経つと、アロマには苔や野草のニュアンスも混じり、複雑さが増して味わい深くなりました。
今回はお買い得価格で購入できましたが、3,000円程度の価格でも十分に購入する価値があるワインだと思います。
お薦めのスペインワイン銘柄の1つです。