(ドメーヌ・ド・グラン・ギャラン ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー ヴィエイユ・ヴィーニュ 2013)

Information (情報)
Winemaker (作り手) : Domaine De Grand Garant (ドメーヌ・デ・グラン・ギャラン)
Nation, Area (国、地域) : France Beaujolais (フランス ボジョレー)
Kind of Grape (葡萄品種) : Gamay 100% (ガメイ100%)
w.aoki’s Rating (w.aokiのレーティング) : 7.2 (B)
General Retail Price (標準的な販売価格) : 3,000 yen ~ 4,000 yen
Purchased Price (購入価格) : 1,799 yen
Purchased Shop (購入店) : Wine Shop (輸入直販ワイン専門店 ヴェリタス)
Purchased Date (購入日) : 2013/12/15
Drinked Month (飲んだ月) : 2013/12
Comments (コメント)
様々な販促キャンペーンを通して日本でも知名度が高くなっているボジョレー・ヌーヴォー。
元々は製造(熟成)途中にその年のワインの出来を見るために製造者達が飲んでいたワインであるため(要は製品の製造過程の物というニュアンス)、本場フランスではそれ程人気のあるワインではありませんが、ここ日本ではバブル期に上陸したことも相俟って、流行が定着しています。
同じブルゴーニュでもコート・ド・ニュイがお気に入りの僕ですが、たまにはガメイも飲んでみようかなと思い、ちょうど通常よりも安く買える機会もあったため、ボジョレーの中でも美味しそうな物を何本か見繕って発注してみた中の1本です。
こちらは、平均樹齢60年の葡萄から生み出される凝縮感に富んだボジョレーを生み出す女性醸造家、クロード・グロージャンの造るワイン。
ロンドンで開催されるワインチャレンジインターナショナルでベストワインに選ばれた経験も有る実力を持つドメーヌです。
液面は、深い赤紫の色。
デュブッフのような比較的淡いルビー色とは違い、こちらは深めです。
この辺りは葡萄の収穫~醸造過程の違いから来ているのでしょう。
黒い果実の中に腐葉土のニュアンスを感じるアロマは、クリームのような甘さも香ります。
ガメイにしては青さのような野性味が殆ど感じられない、チャーミングなアロマです。
活発な酸が先行する印象的なアタックは、細やかで活き活きとしたタンニンとフレッシュで繊細な果実の甘みが混ざり合います。
バランスも良く、今迄に飲んだボジョレーのプリムールの中ではクオリティが高いと思います。
ヌーヴォーではなく、3,4年熟成させてリリースさせたらどんなワインになるのかなと思いました。