No.89 Emmanuel Rouget Savigny-Les-Beaune 2005

(エマニュエル・ルジェ サヴィニ・レ・ボーヌ 2005)

 

Information (情報)

Winemaker (作り手) : Domaine Emmanuel Rouget (ドメーヌ・エマニュエル・ルジェ)

Nation, Area (国、地域) : France Bourgogne (フランス ブルゴーニュ)

Kind of Grape (葡萄品種) : Pinot Noir 100% (ピノ・ノワール100%)

w.aoki’s Rating (w.aokiのレーティング) : 9.0 (S)

General Retail Price (標準的な販売価格) : 10,000 yen ~ 15,000 yen

Purchased Price (購入価格) : 12,343 yen

Purchased Shop (購入店) : Wine Shop (グランヴァン)

Purchased Date (購入日) : 2014/8/15

Drinked Month (飲んだ月) : 2014/12

 

Comments (コメント)

ブルゴーニュ伝説の造り手、アンリ・ジャイエの甥にあたるエマニュエル・ルジェ。
1976年からアンリ・ジャイエの教えの下で共にワイン造りを行い、彼の引退後は畑の管理から醸造までの全ての工程を任され、大部分の畑も引き継いだことから、アンリ・ジャイエの実質的な後継者として知られています。

ブルゴーニュのワイン自体、非常に価格が高騰しているため、質の高いワインは手に入れ難くなっている昨今ですが、その中でもこのエマニュエル・ルジェのワインは最も手に入れ難い銘柄の一つと言えるでしょう。(なお、アンリ・ジャイエの現存するワインは安いもので数十万、高い物では100万を超えるものもあります)
今回はルジェの中でも比較的手頃な価格で購入できる、コート・ド・ボーヌ地区の村名ワイン、サヴィニ・レ・ボーヌを買ってみました。

液面は深いガーネット系の色彩で、透き通るように透明度が高いです。
これぞ正統派ブルゴーニュという色合い。
朱色に近いエッジの雰囲気も含め、比較的若い雰囲気が感じられます。

アロマはプラム、イチゴなどの赤い果実の甘さに、ブラックチェリー、カシスなどの黒い果実のスパイシーさが混ざり合い、そこに苔や水分を含んだ落ち葉のニュアンスが漂い、複雑さや奥行きが増してきています。
優しく香る樽のブーケも美しいですね。
華やかさが前に出た、美しい香りという印象です。

溶けるようにシルキーな舌触りのアタックは、繊細で柔らかい酸が広がり、濃厚な果実味が後から押し寄せる奥行きを感じさせる味わい。
舌が包み込まれるような感触とも例えられるでしょうか、これは凄いです。
思わず唸りました。
さらに、極めてさらさらとして粉雪にも似たタンニンは、舌の上で静かに漂って心地良い渋味を届け、長い余韻を生み出します。
この余韻がまたニクイですね。

いやー、心を突き上げられるとはこのことでしょうか。
素朴さと複雑さがお互いを引き立て合い、実直さが懐を深する。
人の生き様を語ってくれる偉大なワインだと思います。

見事の一言です。

  

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