(ユドロ・バイエ シャンボール・ミュジニー プルミエ・クリュ レ・シャルム 2010)

Information (情報)
Winemaker (作り手) : Domaine Hudelot Baillet (ドメーヌ・ユドロ・バイエ)
Nation, Area (国、地域) : France Bourgogne (フランス ブルゴーニュ)
Kind of Grape (葡萄品種) : Pinot Noir 100% (ピノ・ノワール100%)
w.aoki’s Rating (w.aokiのレーティング) : 8.1 (A)
General Retail Price (標準的な販売価格) : 7,000 yen ~ 8,000 yen
Purchased Price (購入価格) : 7,560 yen
Purchased Shop (購入店) : Wine Shop (優心美酒SHIMURA)
Purchased Date (購入日) : 2014/7/21
Drinked Month (飲んだ月) : 2015/5
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ブルゴーニュでも新進気鋭のドメーヌの1人として知られているユドロ・バイエ。
シャンボール・ミュジニーを拠点にワイン造りに励んでいるこのドメーヌは、除草剤や殺虫剤を使用しない、極めて厳格なリュット・レゾネ農法で葡萄を栽培しています。
また、種子などに含まれるタンニンなどは不要との観点から、赤ワインに使用するブドウは100%除梗し、天然酵母のみで発酵しているとのことです。
早速、グラスに注いでみましょう。
液面はかなり透明度が高い薄めのバーガンディで、明るい朱色のエッジからもフレッシュさが漂います。
この明るいガーネットの色彩が飲欲をそそります。
チャーミングかつ快活で、極めて若々しいアロマは、ストロベリーやラズベリーの果実味にキャラメルのニュアンスが混じり、そこに仄かな樽のブーケが香ります。
明朗さの中に可憐さが漂う、シャンボールらしいこのアロマは、レ・シャルムという名に相応しいと言えるでしょう。
アタックはこちらもシャンボール・ミュジニーらしく、チャーミングな酸が前面に出ており、タニックさは控えめでとても華やかな雰囲気を持ちます。
ヴィンテージが2010年ということを考えるともう少し熟成させてから空けても良かったのですが、造り手が100%除梗して酸や果実味に重点を置いている点(比較的若いうちの方がこのワインの良さを楽しめそう)、レ・フュエやレ・ヴァロワイユなどの他の畑に比べると比較的早飲みに向くレ・シャルムと言う点を考慮し、早めに抜栓しましたが、十分に楽しませてくれました。