No.140 Baltasar Gracian El Politico Garnacha 2016

(バルタザール・グラシアン エル・ポリティコ ガルナッチャ 2016)

 

Information (情報)

Winemaker (作り手) : Bodegas San Alejandro (ボデガス・サン・アレハンドロ)

Nation, Area (国、地域) : Spain Aragon (スペイン アラゴン州)

Kind of Grape (葡萄品種) : Garnacha 100% (ガルナッチャ100%)

w.aoki’s Rating (w.aokiのレーティング) : 8.7 (A+)

General Retail Price (標準的な販売価格) : 1,000 yen ~ 1,500 yen

Purchased Price (購入価格) : 880 yen

Purchased Shop (購入店) : Supermarket (食料品量販店)

Purchased Date (購入日) : 2021/2/13

Drinked Month (飲んだ月) : 2021/2

 

Comments (コメント)

世界中の著名なワインのエキスパートが審査に参加するグルナッシュ・ド・ムンドにて、金賞を9つも獲得した実力派ワイナリーであるボデガス・サン・アレハンドロ。
この造り手が樹齢20-45年の葡萄から産み出すワインが、このバルタザール・グラシアンです。
ちなみにこのガルナッチャという品種はフランスやその他世界で幅広くグルナッシュとして知られていますが、原産はこのアラゴン州になり、そこから地中海沿岸を伝って栽培が広がっていったという説が濃厚です。

液面は、明る過ぎず暗過ぎない中間程度の深さの、やや紫が強めのルビー色。
エッジは朱色でフレッシュな雰囲気が漂っています。
色の濃さもあって透明度はそれ程高く感じませんが尖った印象はなく、どちらかと言うと柔らかな色調という印象を受けます。

アロマは、樽香が強めになっており、この甘いブーケがとても良い感じです。
また、コショウを思わせるスパイシーさが特徴的で、クローブのようなマイルドかつスモーキーなニュアンスもあります。
果実香は割と控えめな方(良く言えば上品)で、リンゴやチェリーのような赤い果実の芳香や、スミレやクチナシを思わせる甘い香りが漂います。
よく整えられていて、穏やかで柔和なイメージに仕上がっています。
南フランスのシラーやグルナッシュ主体のワインとは違い、香りからは高いアルコール度数はあまり感じません。

綺麗で優しい酸が特徴のアタックは、果実の甘味とのバランスが非常に高い次元で取れています。
この均衡の良さは今迄に飲んだワインの中でも屈指と言えます。
タンニンは控えめですが、舌に心地良い渋みを感じさせてくれる位の主張はありますし、余韻はアルコール度数の割には重さを感じさせない軽やかな飲み口です。
果実味にコクがあり、この深く広がる甘味が、一見横に浅く横に広がっていこうとするこう言ったタイプのワインの特徴に上手くアクセントを付けていて、縦横によく広がるワインです。

総評としては、しなやかで比較的細身な骨格の上に、華やかさを纏った気品のある美しいワインだと思います。
そこに、香りと高いアルコール度数が適度にスパイスを効かせていて、妖艶な雰囲気も持ち合わせており、とてもレベルが高いと感じました。
人間で例えると18歳〜20歳辺りの、肉体的に成熟してかつ最も充実している大人に成り掛けている年頃と言ったところでしょうか。
若くて美しくピュアで、精力的であり真っ直ぐな雰囲気です。
まさに青春ワインです。

複雑さなどはほぼ感じられませんが、ストレートにとても美味しいと思いました。
これは凄い買い物をしてしまいました。(笑)
今迄に出会った最強の高コスパワインになるでしょう。
ちょっとまた同じスーパーマーケットに行って買って来ようと思います。


  

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